「LIFE! THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY(2014)」。

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「LIFE!」
(原題:THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY ベン・スティラー監督・主演 2014年、米)

超よかったです(T_T)

苦境に立たされている方、悩める方にぜひとも観てほしい映画です。

この映画を観たところで、あなたの実際的な問題は解決されないでしょうが、
でもこの映画は、あなたの友だちになってくれるとおもいます!


主人公は40代の平凡なアメリカ人サラリーマン、ウォルター。
彼はアメリカの写真雑誌「LIFE」を発行しているLIFE社で
写真の管理をする仕事を、16年間も続けてきました。

同僚女性のシェリルにあこがれていて、
彼女が登録しているSNSのページも、しょっちゅうのぞいているのですが、
プロフィールに「ウィンク(たぶんイイネ!みたいなもの)」をつけるのに、
多大な勇気を要するくらい、引っ込み思案で地味な男性です。

そして、社会生活にいささか支障をきたすくらいの、
空想癖の持ち主でもあります。

自身の誕生日の朝、出社してみると、
LIFE社が他社に買収され、商品のオンライン化にともない
紙媒体の「LIFE」は次の号をもって廃刊となることを知らされます。
(大量の人員解雇も予想されます。)

買収担当者のまえでウッカリいつもの「空想」世界にトリップしてしまい、
いきなり目をつけられてしまったウォルターが、職場の写真管理室に行ってみると、
机の上にショーン・オコネル氏からの誕生日祝いが届いていました。
オコネル氏はLIFE誌でもたびたび作品を掲載してきた世界的写真家で、
ウォルターも手紙などで長年やりとりをして信頼をえてきた人物であり
LIFE誌最終号の表紙も、彼の作品をつかうことが決まっています。
オコネル氏は祝いの品とともに手紙で
「こんどの号の表紙は25番を使ってくれ」と書いてきており、
フィルムのつづりも同封されていました。
ところが、なぜか何度探しても25番の写真だけが、ありません。
25番の写真をとの、オコネル氏の意向は、買収担当者のもとにも別便で届いており、
ほかの写真でごまかすことなどできそうにありません。
また、いまの微妙な時期に「だいじな写真を紛失した」などと騒がれたら、
ウォルターは解雇必至です。

LIFE誌最終号の表紙の印刷まで2週間。
オコネル氏がもし写真のネガを持っていたら、それをもらえば解決です。
でも、彼はたえず世界を旅して撮影活動をしており、現在の所在は不明です。
しかもいまどき珍しく携帯電話やパソコンをもっていません。
祝いの品に同封されていたフィルムのつづりには、
「25番」と同時期に撮られたとおもわれる他の写真がくっついています。
ウォルターは悩んだ末、それらの他の写真から手がかりを見つけて
世界のどこかにいるはずのオコネル氏を探し出すことにします。
まずは、飛行機でアイスランドへ旅立つのですが。・・・


いままで観たこともないようなスゴイ映像に次々と出会える映画でした。
北欧の片田舎の雰囲気がそうさせるのか、
彼らの話す言葉の響きが、心に訴えかけてくるのかわかりませんが、
なぜか懐かしいような、帰りたいような気持ちにもなって、
とおくから聞こえる気がする呼び声に、なんだか泣けてくる、
そんな映画でした。

偶然とめぐりあわせ、暗喩と示唆に富む物語で、
ウォルターが空想癖の持ち主であるということも考えると
どこからどこまでが彼の「現実」で、どこが空想なのか
まったく考えずに観続けるのはちょっとむずかしいかんじもありました。
しかし、現実か空想かはどうでもいいというか、
いや、だいじなことではあるのですが、それより覚えておくべきなのは
ウォルターが確実に、変わったという、そのことだとおもいました。

なんだかとっても爽快で、パワフルで、いい映画でした!

写真家のショーン・オコネル氏を演じたショーン・ペンさんが
どこぞの渡辺謙かとおもうくらい渋くてワイルドで、
超かっこよかったです!
ウォルターを演じたベン・スティラーさんのことは
「ペントハウス」のときから、いいなあとおもっていたけど
この映画でいっぺんに大好きになりました。
人に自慢できるような特技も、価値ある経験もない「ふつうの人」が
なんでもいいから自分の人生を誇れるようになりたい!とおもったとき、
よし、がんばれ!といってくれる、あたたかい映画に
ベン・スティラーさんは出ているなあとおもいます。


力をあたえてくれるたのしい映画です。ぜひみなさんにおすすめします!

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