「牝猫と現金(めすねことげんなま) Fleur d'oseille (1967)」。

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牝猫と現金(めすねことげんなま)」
(原題:Fleur d'oseille、ジョルジュ・ロートネル監督、1967年、仏)

【牝猫と現金】


Gyao!でやっていた。
日本ではビデオ化もDVD化もされていないそうだ。
よくそんなの、わざわざもってきたなあ・・

ギャングの構成員・ピエールが、銀行強盗をはかって逃亡中、警察に射殺される。
奪われた4億フランのありかを追う警察は、ピエールの恋人・カトリーヌのもとを訪れる。
彼女はピエールとの間にできた赤ん坊を生み、未婚の母向け施設で生活していた。
しらばっくれて警察を追い返すが、金の隠し場所に心当たりがあるカトリーヌ。
ピエールのボスであったロザも金を探しており、さらにロザと敵対関係にあるリトンも動き出す。
ロザとリトンがおのおの差し向けた手下に、たえず監視されるはめになったカトリーヌは、
施設仲間のマリテとその息子の4人で施設を抜け出し、金の隠し場所に向かう・・・

はっきりいって、あんまりおもしろくなかった。

たぶんアクションコメディー映画であろうと思う。
ぜんぜん可笑しくなかったけど(^_^)
料理の仕方によっては、相当へヴィーな映画にもなったかとおもうのだが・・
ならないんだよな。

フランス映画ってのはどうにもこうにも、なぜかこうなんだよな。
肩透かしをくらうかんじが たまらなく好きだなあと、思ったりするんだけれど。

カトリーヌを演じたのはミレーユ・ダルクという女優さんで、
かのアラン・ドロンと長年恋人関係にあった人とのこと。
いやー アラン・ドロンと恋人とかうらやましすぎだな。

【ミレーユ・ダルク】


金髪でスタイルがよくて、たとえるならカトリーヌ・ドヌーヴを
ソフィア・ローレン的にちょっと、きつくしたようなかんじだろうか、眼や口元などを。
べっぴんさんだが、きれいに撮られてはいなかった。
ほとんどお化粧もしない役柄だったし。
彼女よりも 個人的にはマリテを演じた女優さんのほうが好きだった。
ただマリテも、ナレーションで「強烈な個性の持ち主」と紹介されていたが、
べつにそれほどでもなかったなあ・・。ふつうの優しい女の人だった。
カトリーヌのほうがよっぽどぶっとんでいた。

そう、この映画、誰だかわからない人の声で、ときおりナレーションが入った。
なんなんだろうこの構成は。よくわからない。謎。

ふたりの新米ママは、子どものミルクの時間をいつも気にしており、
アラームがジリジリ鳴り出すと、どんな状況下にあっても台所にかけていくのだ。
たとえばギャングどもに居場所を見つけだされ、外を包囲されても。
バンバン銃弾を撃ち込まれていても。
ヘンなところでの厳格さが、あほくさくて、よかったといえばよかった。

彼女らの監視役に差し向けられたギャングのひとりが、
カトリーヌとマリテ両方を誘惑しようとしたのだが、
彼女たちは言い寄られたことを打ち明け合い、本気にもしない。
(マリテは最初の方はちょっと、気があるっぽかったのだが。)
また、このふたりが、かなり早い段階で
「子どもを育てるのに4億フランも要らない」などと言いだしたので、
金をめぐって仲間割れ、裏切ったり裏切られたり、といった展開もありようがなく

なんか、安全な物語だった。
どうでもよくなってしまったようなのだ。金を追って施設を飛び出してきたのだが。
4億フランがどうでもよくなるって・・。これも母性のなせるわざなのだろうか??

【森でおふろ】

庭で、お風呂はいってた(^_^)
命の危険がせまっているというのに・・

カトリーヌたちの潜伏先の、隣家に暮らす、自称・芸術家の男は
非常にきもちわるかった。あのきもちわるさは ねらって出せるものではない・・
ある意味いちばん印象的なキャラクターだった。



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