「二流小説家 シリアリスト (2013)」。

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二流小説家 シリアリスト」
(猪崎宣昭監督、2013年、日本)

【二流小説家】


あまりおもしろくなかった。

なにもかもがひどかったとまで言うつもりはなく、
いいところもあった。

でもお話のイケてなさと古臭さが気になった。

先の展開も、犯人とかも、すぐわかっちゃうし、
わかっていてもそれでも観たいと思うような何かが、あんまりなかったのが痛かった。

残念!
使い古されているよ。もう、1850年頃に、こういうお話は。
レトロ路線で行くなら徹頭徹尾コッテコテでいこうよ。
中途半端だよ。

原作であるところの、海外のミステリー小説は、大変な人気だとのことだが
(読んでないのにあれこれいうのも よかないのだが、しかし)
もし原作も、そのまんま、こういう話なのだとしたら
わざわざ読むに値しないのでは???

ただもしかしたらそこは文章の力と 物語の世界が放つ雰囲気が、最強によかったのかもしれない。
そういうことなら、ありえる。
ならば、映画が完全に失敗だったのだろう。
原作のもつ雰囲気の良さや 大事な部分をすべてだいなしにしてしまったから
こんなにおもしろくなくなっちゃったんだろうから。
しらんけど。

美人の片瀬那奈さんを出しておきながら 彼女があまりきれいじゃなかったのも残念。
とはいえどんなに〇〇でいっそ〇〇なほうがマシみたいな△△※※××〇的な映画でも(伏せ字、自粛)
ぜったいにひとつかふたつはいいところがあるもんだと わたしは信じるのであり

本作の場合
それは武田真治さんの登場シーン
武田真治さんと上川隆也さんの最後の対決シーン
高橋恵子さん
上川隆也さんの姪っ子役の女の子の、かわいらしさ。
だった。

武田真治さんの登場シーンは本気でぞっとした。なんだあれは。
これはイイぞとおもった。
以降も大健闘していたことは認める。
あの人の美しさって武器だと思った。
ただ映画があまりにもおもしろくなかったので 気の毒なほど 悪目立ちしていた。

ほかの映画で、また彼を観たい。

武田真治上川隆也対決シーンもよかった。
映画を最初からちゃんと観ていたら
ふたりが「なにを闘わせているのか」がそれなりに理解できたので
ばかばかしいことやってらあ、という気には決してならなかった。悪くなかった。

高橋恵子さんの「りんとした」という言葉がぴったりの、存在感にはやられた。
あの人のいる所のまわりだけ 空気が澄んでいて 気温がすこし低く感じられるんじゃないかとおもった。

姪っ子役の女の子は この物語の救いだった。
あの子の純なところや幼さが よりどころだった。

そんなわけで 悪いところばかりだったわけじゃなく
いいところもあったのだけれども

いかんせん もっとも大事っぽいところが、狙ったかのように損なわれまくっていた映画だった。

もうすこしがんばっていただきたかった。

残念。


ところで、本作を観た直後、新宿駅で、
本作に出演していた女優さんと遭遇した。
ふつうにひとりで新宿駅にいた。
特急のチケット売り場をさがしていたみたいだったけど。
「〇〇さんですよね。ついさっき、二流小説家観ました」と言ってみたら
ありがとう、とにっこり笑ってくれた。
つまらなかったとはとても言えんかった。
にっこり笑ってくれなかったら つまらなかったですと言ったか、といえば
そりゃもちろん言うわけないのだが(-_-;)

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