「まなざしの長さをはかって La giusta distanza (2007)」。

| EDIT

まなざしの長さをはかって
(原題:La giusta distanza カルロ・マッツァクラティ監督、2007年、伊)

【まなざしの長さをはかって】



イタリア映画

邦題の意味がさっぱりわからん・・
意味がぶっ壊れてる。なんだまなざしの長さって。
原題のdistanzaは英語のdistanceだとおもうので
距離、を意味するなんらかの言葉であろう。
じっさい、映画の中でも「対象との適切な距離をたもつことが大事だ」というような
セリフがあった。

イタリアの田舎町に、マーラという女性がやってくる。
産休に入った先生の代わりに 小学校に教えに来たということらしい。
小さな町でもあり、若く美しいマーラは人々の(とくに男性の)関心をおおいにひくことになる。
ジャーナリスト志望の青年・ジョヴァンニ、
チュニジア系移民の自動車整備工・ハッサン、
バス運転手・グイド、
たばこ店経営、小金持ちのアモスらが
それぞれ彼女にひかれ、アプローチをかけたりかけなかったり。
やがてそのなかからマーラはハッサンをえらび、恋に落ちるが、
自立心旺盛な彼女に結婚の意思はない。

以前から予定していたらしい海外勤務が決まり、明日には出立という日の夜、
マーラは何者かに殺されてしまい、林の中に棄てられているのが見つかる。
最後にマーラといっしょにいたのは、もちろん恋人のハッサンだったのだが・・。


マーラ役の女優さんがとてもきれいだった。
一般的な意味での美人というかんじではなかったかもしれないけど、
眼がきらきらして表情がゆたかで、彼女を見ているだけでたのしかった。
ちょっとオリエンタルなというか、なんとなく親近感がわくお顔立ちだった。

【マーラ】

やせぎすではなく、腕とか肩のあたりとか、ゆったり感じよくお肉がついていて、
たまらなく素敵です・・


前半は、男たちのなかで誰がマーラを射止めるかというような
恋愛もののテイストだったのだが、
ときどき、不穏でなにか意味ありげな要素がさしはさまれて
(しょっちゅう見つかる犬の死骸、ひとりでフェリーに乗って流されていく発狂したおばあちゃん、などなど)
なんだなんだ?と思っていたら マーラが殺されて、
いつのまにか「マーラを殺したのはハッサンか、違うならだれか、なぜ殺したのか」を
追いかけるドラマになっていった。

謎はジャーナリスト志望のジョヴァンニくんが解いてくれた。

ジョヴァンニくんがその謎をとけたのは
彼が一般的に言ってゆるされることではないやり口でもって、
マーラのプライヴェートをのぞきこむ鍵を、手に入れていたからなのだが、
しかし、もしジョヴァンニくんがその鍵を持っていなかったら、
謎はずっと謎のままだったようだ。
なぜなら、警察による調べがどうもちゃんと行われておらず、
安易な「決めつけ」でもって 評決がなされてしまったからだ。


なぜ、警察がちゃんと、この件を調べなかったか、
その背景を観る者にきっちり納得させるような裏打ちが、
ちょっと足りなかったような気もするが・・。


けっこう集中して観られた。
あんまり、むだなお色気シーンがなかったのもよかった。

【ハッサン・マーラ・ジョヴァンニ】

左からハッサン、マーラ、ジョヴァンニ。
映画のなかにこういうシーンはなかったので、撮影中のひとこまだろうとおもう。











COMMENT

POST COMMENT


TRACKBACK

TRACKBACK URL

↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。